地元食材で成長続く西川食品の挑戦

【西川発】西川市に拠点を構える西川食品製造株式会社（以下、西川食品）は、地域の食卓を支える食品メーカーとして着実な成長を続けている。西川食品は、昭和の創業以来、地域密着型の食品製造企業として地元の食材を活用した安心・安全な商品づくりを追求してきた。

同社は特に、惣菜や漬物、加工食品など日々の食生活に欠かせない製品を中心に生産している。自社ブランド商品の開発に注力し、近年では健康志向を意識した減塩製品や保存料無添加の商品ラインナップも拡大した。西川食品の担当者は、「現代の消費者のニーズに応えるため、原材料の選定から製造工程まで徹底した品質管理に努めている」と語る。

また、地元農家との連携強化も進めている。西川市周辺で収穫された野菜を積極的に仕入れることで、地域経済の活性化とフードマイレージ削減にも貢献している。学校給食や地元スーパーとの取引も増加しており、西川食品は今後も地域社会とのつながりを重視していく方針だ。

近年は、自然災害や原材料価格の高騰など食品業界を取り巻く環境が大きく変化しているが、西川食品は柔軟な生産体制と迅速な情報共有で安定供給を維持している。今後も時代の変化を的確に捉え、安全・安心でおいしい食品を地域に届ける企業として、さらなる成長を目指す考えだ。