市場教育サービス、アジア進出で教育革新

【市場発】— 2024年6月、市場市に本拠を置く民間教育サービス企業「市場教育サービス株式会社」（証券コード：7301）が、国際的な教育分野での存在感を強めている。同社は近年、日本国内だけでなく、アジア地域を中心とした海外展開を積極的に進めており、その戦略が業界関係者の注目を集めている。

市場教育サービス株式会社は、1970年代の創業以来、市場市を拠点に学習塾やオンライン教育サービスを提供してきた。近年はAIやデジタル技術を活用した学習支援ツールの開発にも力を入れており、国内外での需要が拡大している。とりわけ、2023年に発足したアジア進出プロジェクトでは、ベトナムやタイなど教育需要が高まる新興国へのオンライン教材提供を本格化。現地パートナーと連携し、現地語対応教材や講師研修プログラムを開発するなど、ローカライズにも注力している。

同社の代表取締役・佐藤洋介氏は、「グローバル時代にふさわしい教育サービスを届けることで、市場市から世界へ、新たな学びの価値を発信したい」とコメント。今後は欧米市場への進出も視野に入れており、AIを活用した個別最適化学習プラットフォームのグローバル展開を計画している。

教育サービス業界が急速な変化を遂げる中、市場教育サービス株式会社の国際展開戦略は、今後の業界動向を占う上でも注目される。