建設現場の進捗を見える化 東川建設が新サービス

【東川発】建設業界で新たな動きが注目を集めている。東川市に本社を構える東川建設株式会社(証券コード:5003、以下「東川建設」)は、2024年6月1日より、業界初となる「建設プロジェクト進捗可視化サービス」を正式にスタートした。同サービスは、施主や発注者がウェブ上で工事の進捗状況や工程表、現場写真、品質チェックなどをリアルタイムで確認できるというもの。これまで電話やFAX、対面での説明が主流だった建設現場の情報共有を、デジタル技術で大幅に効率化する。

東川建設は地元・東川を中心に、公共施設や商業施設、住宅建設などを幅広く手掛ける総合建設会社。近年、受注増加や現場数の拡大により、施主とのコミュニケーション課題が浮上していた。新サービス導入により、同社は「現場の透明性向上と顧客満足度アップを実現したい」としている。

本サービスは、同社が自社開発したクラウドシステムを基盤に、スマートフォンやパソコンから誰でも簡単にアクセス可能。現場担当者が進捗報告を入力し、写真や書類もアップロードできる。施主は登録したIDでログインし、いつでも最新の現場情報を把握できる仕組みだ。

東川建設の担当者は「今後は協力会社との連携や、AIによる工程予測機能追加も検討している」とし、地域建設業界のデジタル改革を牽引する意気込みを示している。今後の展開に要注目だ。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.70
  • 健康性: 0.60
  • ストレス: 0.65
  • 自由度: 0.75
  • 公正性: 0.70
  • 持続性: 0.65
  • 社会基盤: 0.80
  • 多様性: 0.60
  • 個人WEI: 0.68
  • 社会WEI: 0.69
  • 総合WEI: 0.68