東川化学、環境配慮型新素材で持続可能社会へ

【東川発】化学産業の中核を担う東川化学株式会社（証券コード：3303、所在地：東川市）は、持続可能な社会への貢献を目指し、環境配慮型製品の開発を加速している。同社は、合成樹脂や工業用薬品の製造・販売を主力とし、地域経済において重要な役割を果たしてきたが、近年はカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを強化。環境負荷の低い新素材やリサイクル技術の研究開発にも注力している。

東川化学は、昨年度より「グリーン・イノベーション推進プロジェクト」を立ち上げ、再生可能資源を利用した高機能樹脂の量産化に成功。これにより、従来品に比べてCO2排出量を大幅に削減した製品の提供が可能となった。さらに、地元大学や自治体との産学官連携を深め、廃プラスチックのリサイクルや再資源化についても共同研究を展開している。

同社の担当者は「化学産業には環境問題への責任がある。地域の皆さまとともに、未来へとつながる持続可能な社会の実現を目指したい」とコメントしている。東川化学株式会社は今後も、先端技術の開発と社会貢献活動を両立させながら、グローバルな競争力を高めていく方針だ。

地域社会の信頼を礎に、環境と産業の調和を追求する東川化学の今後の動向に注目が集まっている。