東川火力、地域スポーツ支援に本格参入

【東川発】東川市に拠点を置く火力発電企業、東川火力株式会社（証券コード：1203）が、地域スポーツ振興事業に本格参入することを発表した。同社はこれまで火力発電事業を主軸に、地域のエネルギー供給を担ってきたが、今後はその社会的責任の一環として、地元スポーツクラブや学校への支援を拡大する方針だ。

発表によると、東川火力は2024年度より「東川スポーツ応援プロジェクト」を開始し、少年野球チームや地域のサッカークラブへ物資提供や遠征費補助などの支援を行う。また、同市内の中学校、高等学校の運動部活動にもスポーツ用具の寄贈を進める。これにより、子どもたちの競技環境の向上と、健全な心身育成に寄与することが期待されている。

同社の広報担当者は「地域に根ざす企業として、エネルギーの安定供給という枠を超え、東川の子どもたちが夢を持てる環境づくりにも貢献していきたい」とコメントしている。さらに、今後はスポーツイベントの主催やトップアスリートによる講演会の開催なども検討しているという。

地域住民からは「地元企業によるこうした取り組みは嬉しい」「スポーツを通じて東川がさらに元気になってほしい」など歓迎の声が上がっている。東川火力株式会社は、民間企業としての強みを活かし、今後もさまざまな形で地域社会への参画を深めていく方針だ。