東川通信、地域需要追い業績好調　新サービスも拡充

【東川発】— 東川市に本社を置く東川通信株式会社（証券コード:3603）が、2024年6月期の業績見通しを発表した。同社は主に地域の固定通信サービスやインターネット回線の提供を手がけており、通信インフラの強化や新サービスの開発にも積極的に取り組んでいる。今期の業績は堅調に推移しており、売上高・利益ともに前年同期比で増加する見通しだ。

背景には、東川市および周辺地域での高速ネットワーク需要の増加がある。テレワークやオンライン学習の普及により、安定した通信環境へのニーズが高まり、東川通信は光回線のエリア拡大や通信速度の向上を図っている。また、法人向けクラウドサービスやIoT関連ソリューションの提供にも力を入れており、多様化する顧客のニーズに応えることで、売り上げの底上げに成功している。

同社担当者は「地域住民や企業のお客様の信頼に応えるため、今後もサービス拡充と品質向上を目指す」とコメント。今後は5G通信の導入準備やDX（デジタルトランスフォーメーション）推進による新たなビジネスモデルの構築も視野に入れているという。

東川通信株式会社は今後も地域に根ざした通信事業者として、地元経済の活性化とデジタルインフラ整備に貢献していく方針だ。