東川重機、過酷環境向け新型建機を出荷

【東川発】重機械産業をリードする東川重機械株式会社（証券コード：3503、以下「東川重機」）は6月14日、東川市内の本社工場で最新型建設機械の出荷式を行った。当日は晴天に恵まれ、気温は23度と過ごしやすい気候のなか、関係者約100人が出席し、新製品の門出を祝った。

東川重機は、重機械業界の中でも高い技術力と耐久性を誇る製品群で知られている。今回出荷される最新モデル「EHK-950」は、厳しい気象条件下でも安定した稼働を実現するため、耐寒・耐熱性を徹底的に強化したのが特徴だ。設計担当者は「例えば東北や北海道など冬場の厳しい環境や、逆に猛暑の工事現場でも安定して作業ができるよう改良を重ねた」と話す。

同社は昨今の異常気象や突発的な豪雨・猛暑への対応を重視しており、今後は気候変動に対応した重機の開発をさらに進める方針だ。休日の出荷式では、東川市長や地元企業代表も出席し、「東川重機の技術力が地域経済を底上げしている」とのエールが送られた。

今週は全国的に天気が安定しており、同社関係者は「天候に恵まれたことも幸運。天気の影響を強く受ける建設業界にとって、こうした穏やかな気候は新製品の門出に最適だった」と語った。

東川重機は今後も、気象の変化に柔軟に対応できる新製品の開発と、地域貢献に力を入れていく考えだ。