東川鉄道、地元サッカークラブと地域活性化へ

【東川発】― 東川市を拠点とする東川鉄道株式会社（証券コード: 5303、以下「東川鉄道」）が、地域スポーツ振興への新たな取り組みを発表した。同社は2024年6月1日、地元プロサッカークラブとのパートナー契約を結び、スポーツを通じた地域活性化を目指す施策を本格稼働させると明らかにした。

東川鉄道は鉄道事業を中核としながら、「地域に根ざした企業」を掲げており、これまでも駅構内でのスポーツイベントや、沿線の学生を対象としたスポーツ教室の開催など、独自の社会貢献活動を展開してきた。今回の新たな提携では、東川市に本拠を置く「東川アスレチックスFC」との連携を強化。駅や車両を活用したPR活動や、試合観戦チケット付き乗車券の販売など、多角的なコラボレーションを予定している。

同社広報担当者は「鉄道会社としての強みを生かし、地域のスポーツ熱をさらに高めたい。ファンや利用者の皆さまが、日常的にスポーツに触れる機会を増やしていく」と話す。地元住民からは「鉄道会社ならではの取り組みが、地域を盛り上げてくれそう」との期待の声があがっている。

今後は、スポーツイベント時の臨時列車や、選手による車内アナウンス企画なども計画中だという。東川鉄道の新たな挑戦が、スポーツと地域社会の架け橋となるか、注目が集まっている。