東川電子機器、交通分野へ本格参入

【東川発】電子機器業界の中堅企業、東川電子機器株式会社(証券コード:3203、本社:東川市)が、交通分野への本格参入を発表した。同社は従来、産業用電子機器の設計・製造を主力とし、長年にわたり高い技術力で業界をけん引してきたが、今回の決定は事業領域の拡大を鮮明に示すものとなる。

東川電子機器株式会社の新規事業は、近年需要が急増している次世代型交通システムへの電子機器供給を主軸とする。自動運転車両やスマートシティの交通インフラを支える各種センサー、通信モジュール、制御装置などを開発・販売する予定だ。社内にはすでに専門のプロジェクトチームが発足し、関連分野の技術者の採用も強化する。

同社の三浦社長は「東川電子機器が長年培ってきたセンシング技術や高信頼性設計のノウハウを、交通インフラの高度化に生かしたい」と意気込みを語る。交通分野への注力は、地元・東川市が進めるスマートシティ構想に呼応したものでもあり、官民連携による実証実験なども視野に入れている。

市場関係者は「既存事業の安定性に加え、今後の成長分野への事業展開は投資家からも期待される」と指摘する。電子機器大手による交通分野への本格参入が、地域産業や関連企業にも波及効果をもたらしそうだ。

今後は、今秋にも第1弾製品の発表や地元自治体と連携した実証プロジェクトの開始が予定されており、東川発のイノベーションとして注目が集まっている。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.75
  • 健康性: 0.65
  • ストレス: 0.60
  • 自由度: 0.70
  • 公正性: 0.70
  • 持続性: 0.80
  • 社会基盤: 0.85
  • 多様性: 0.65
  • 個人WEI: 0.68
  • 社会WEI: 0.75
  • 総合WEI: 0.71