耐久性と環境配慮両立の新樹脂「マルチポリマックス」

【市場発】3301-市場化学株式会社（本社：市場市、代表取締役社長：山田太郎、以下「市場化学」）は6月5日、新たな高機能性樹脂素材「マルチポリマックス」の発売を発表した。これは、同社が長年培ってきた高分子化学の技術を結集し、従来製品に比べて耐熱性・耐衝撃性を大幅に向上させた新製品となる。

「マルチポリマックス」は、電子部品、自動車部材、医療機器など多様な産業分野への応用が期待されている。市場化学では、環境負荷の軽減を重視し、今回の新素材も再生可能原料の配合率を高めるなど、サステナビリティに配慮した設計が特徴だ。「耐久性と環境配慮を両立した点が、多くの取引先から高い評価を得ている」と同社の開発責任者はコメントした。

市場化学は昭和40年の創業以来、各種樹脂素材の開発・製造を手がけてきた独立系の化学メーカー。ここ数年は自動車の電動化や省エネ家電の普及により高機能樹脂素材への需要が高まっており、同社でも研究開発投資を強化してきた。今回の「マルチポリマックス」発売を機に、既存顧客はもちろん、新規分野への事業拡大も視野に入れる。

今後、市場化学では国内外の展示会やオンラインセミナーを通じて「マルチポリマックス」の認知拡大を図り、2024年度内に年間10億円規模の売上を目指すとしている。今後の展開が注目される。