西川データセンター、交通インフラにAI解析導入

【西川発】データセンター事業を展開する西川データセンター株式会社（本社：西川市）は、交通インフラへのデータ活用強化を推進している。同社は、交通量調査やインフラ管理などの分野で、ビッグデータ解析技術を活用した新たなソリューション提供を目指している。

4102-西川データセンター株式会社は、これまでも官公庁や民間企業向けにサーバー運用、クラウドサービス、データ保管事業などを手掛けてきた。近年では、交通分野に特化したデータ解析サービスの需要増加を受け、交通流データや道路環境データの収集・管理・解析に注力。独自のAIアルゴリズムを用いた交通量予測や渋滞緩和策の提案など、スマートシティ実現を支えるインフラとしての役割が高まっている。

西川市との連携も進めており、2024年度には市内主要幹線道路にIoTセンサーを設置し、リアルタイムで交通状況を把握できる基盤システムの構築を開始。これにより、道路管理者や警察が事故や渋滞発生時に迅速な対応をとることが可能となる。西川データセンター株式会社の担当者は「交通インフラのDX（デジタル・トランスフォーメーション）は地域住民の安全・安心につながる。今後もデータの力で西川市の交通課題解決に貢献したい」と意気込む。

今後は、全国の自治体や民間事業者との連携も視野に、データセンターの強みを生かした交通分野のイノベーション拡大を目指すという。