西川人材、地域密着で若手定着へ新施策

【西川発】人材業界大手の西川人材株式会社（本社：西川市、証券コード：8502）が、地域密着型の人材サービスで存在感を強めている。同社は1985年の設立以来、地元企業と求職者をつなぐ橋渡し役として成長を遂げてきた。2023年度には、登録スタッフ数が前年比15％増の8,500人を記録し、西川市内の中小企業約300社との取引実績を持つ。

業界全体で労働力不足が深刻化する中、西川人材は「地域密着」「迅速対応」「多様な雇用形態」の3点を強みとする。特に近年は、製造業やサービス業だけでなく、ITや医療・介護といった分野への人材派遣・紹介にも注力。2024年春からは、地元大学と連携したインターンシッププログラムもスタートし、若手人材の定着を目指す取り組みが注目されている。

同社の清水直人社長は「西川市は今後も人口減少が続くと予想されるが、人材の流出を防ぎ、地元で活躍できる機会を創出したい」とコメント。地元企業からは「即戦力となる人材を柔軟な雇用形態で採用できる」と評価の声が上がる。

西川人材株式会社は、今後も地域経済の活性化に貢献するため、求人ニーズの変化に寄り添ったサービス拡充を続ける方針だ。