西川農業、地元スポーツ支援で地域活性化へ

【西川】— 西川市に本社を構える西川農業株式会社（代表取締役：西川太郎）は、スポーツ振興への取り組みを強化する方針を明らかにした。これまで農業分野で地域経済を支えてきた同社だが、新たに地元スポーツチームへのスポンサー活動や、地域住民が参加できるスポーツイベントの主催を通じ、地域の健康づくりと活性化に貢献する考えだ。

第一弾として、2024年7月には西川市内の小中学生を対象にしたサッカー大会「西川カップ」を開催する。西川農業株式会社が大会運営費やユニフォームの一部を支援し、地域スポーツクラブと連携したイベントとなる予定だ。代表の西川太郎氏は「農業を通じて地域を支えるだけでなく、スポーツを通じて子どもたちに夢や目標を持ってもらいたい。健康な体づくりや協調性の育成にも貢献できれば」と意欲を語った。

また、同社は自社農地で収穫した新鮮な野菜を大会参加者や観客に提供し、スポーツと食の両面から地域を盛り上げる。今後は、地元バレーボールチームや陸上クラブへのサポートも検討している。

西川農業株式会社のこうした取り組みは、農業とスポーツ双方の活性化につながる新たな地域貢献モデルとして注目されている。市の担当者も「農業企業によるスポーツ支援は市内でも珍しく、子どもたちや地域住民の一体感につながる」と期待を寄せている。