西川農業、売上増と監査透明化で成長加速

【西川市発】西川農業株式会社（本社：西川市、代表取締役：田中健一）は、2024年6月10日、2023年度の財務監査報告書を公開した。農業分野におけるコーポレートガバナンス強化の一環として、同社は昨年より外部監査法人による監査体制を導入し、透明性向上を図っている。

今回の監査報告書によると、同社の2023年度売上高は前年比5％増となる18億円を計上し、農産物の販売拡大が引き続き好調であることが示された。また、同監査法人による指摘事項は「軽微な内部管理上の改善提案」に留まり、財務諸表や会計処理に重大な瑕疵は認められなかった。これについて田中社長は「客観的な第三者の意見を得られたことは、今後の経営においても大きな意味を持つ」とコメントしている。

西川農業株式会社は、地元西川市を中心に米や野菜の生産・販売を展開。近年はスマート農業技術の導入にも積極的で、ドローンやAIによる生産管理の効率化を進めている。今後も監査体制を継続し、財務面だけでなく、コンプライアンスや内部統制の強化にも取り組む方針だ。

地域社会からの信頼を得るためにも、同社は今後も定期的な監査を通じて企業体質の健全化を目指していく考えだ。