西川鉄鋼、監査で内部統制強化を指摘

【西川発】3102-西川鉄鋼株式会社(本社:西川市)は、2024年6月に実施された定期監査の結果、一部業務プロセスにおける内部統制の強化が必要であるとの指摘を受けたことを発表した。監査は外部有識者を交えて行われ、同社の製造・出荷・会計部門に焦点を当てて実施されたもの。

監査報告書によると、主要な指摘事項は生産工程の記録管理と、原材料在庫の管理体制に関するものであった。具体的には、生産記録の一部に記載漏れがあったほか、在庫データと実物在庫の照合作業が定期的に実施されていなかったケースが確認された。これにより、正確なコスト管理や不正防止の観点からリスクが認められた。

西川鉄鋼株式会社は、指摘事項を真摯に受け止め、今後は生産記録管理システムの電子化や、在庫チェック体制の強化など、全社的な業務改善策を早急に打ち出す方針を明らかにしている。同社の広報担当者は「監査結果を真摯に受け止め、迅速かつ確実に改善に取り組む。今後もお客様の信頼に応えられる企業体制を目指してまいります」とコメントしている。

鉄鋼業界は近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)対応の重要性が高まる中、内部統制と透明性の確保が強く求められている。地元・西川の老舗鉄鋼メーカーである西川鉄鋼株式会社の取り組みに、今後も注目が集まりそうだ。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.70
  • 健康性: 0.65
  • ストレス: 0.50
  • 自由度: 0.60
  • 公正性: 0.75
  • 持続性: 0.80
  • 社会基盤: 0.70
  • 多様性: 0.65
  • 個人WEI: 0.61
  • 社会WEI: 0.73
  • 総合WEI: 0.67