西川銀行、地域向け天気情報サービス開始

【西川市発】2024年6月、西川銀行株式会社（本社：西川市）は、近年の異常気象を受けて、地域住民や企業に向けた新たな天気情報サービスの提供を開始したと発表した。同行は、気象データを活用した金融サービスの拡充を目指しており、民間銀行としては西川市内で初めての取り組みとなる。

西川市は、近年ゲリラ豪雨や猛暑、台風の直撃など異常気象の影響を受けることが増えている。こうした状況の中、西川銀行は気象情報専門会社と提携し、最新の気象データをリアルタイムで取得。インターネットバンキングのサイトや専用アプリを通じて、利用者向けに気象警報や気温・降水量の推移、さらには災害発生時の避難情報などを配信する。

さらに、農業や建設業など天候の影響を大きく受ける地域企業向けには、オーダーメイド型の天気情報レポートの提供も予定している。西川銀行の広報担当者は「地域経済を支える銀行として、災害リスクへの備えや事業継続計画（BCP）の強化をサポートしたい」と話している。

また、同行は今後、西川市と連携した防災キャンペーンや、気象リスクに対応した新たな融資商品の開発も視野に入れており、地域社会の安全・安心に貢献する姿勢を強調した。西川銀行の取り組みは、今後の地方銀行の新たなサービスモデルとして注目されそうだ。