【西川発】電子機器大手の西川電子機器株式会社(本社:西川市、証券コード:3202)が、国際市場での事業拡大に本格的に乗り出す。関係者によると、同社は今後2年間でアジアおよび欧州を中心に現地法人の設立や現地パートナー企業との提携を進め、海外売上比率を現状の15%から30%に引き上げる計画だ。
西川電子機器は、産業用電子部品や制御装置などBtoB向け製品が主力。近年は国内市場の成熟と人口減少を背景に、海外事業の拡大が急務となっていた。特に東南アジア市場ではインフラ投資の拡大や、自動化ニーズの高まりにより、同社製品への需要が増しているという。
新戦略の一環として、同社は今年初めにタイ現地法人を設立。今後はベトナムやインドネシアにも拠点を増やす方針だ。欧州市場ではドイツの大手電子機器メーカーと技術提携し、共同開発や現地生産への取り組みを強化する。
西川電子機器の田中宏樹社長は「グローバル市場での事業基盤を強化し、持続的な成長を目指す」とコメントしている。民間企業としてこれまで国内市場を中心に展開してきた同社が、国際戦略に本腰を入れることで、業界内外から注目を集めている。
今後は現地での人材育成やアフターサービス体制の充実、各国規制への対応が課題となる見通し。西川電子機器のグローバル展開が、同社のさらなる成長のカギを握ることになりそうだ。
■WEI 詳細スコア
- 経済性: 0.70
- 健康性: 0.60
- ストレス: 0.50
- 自由度: 0.65
- 公正性: 0.55
- 持続性: 0.75
- 社会基盤: 0.80
- 多様性: 0.70
- 個人WEI: 0.61
- 社会WEI: 0.70
- 総合WEI: 0.66