高齢者の移動支援へ新交通サービス開始

【東川発】介護業界の新たな交通サービス展開へ――東川市に拠点を置く東川介護株式会社（証券コード：7103、業種：介護）は、地域住民および高齢者の移動支援を強化するため、新たな交通サービスの導入を今月より本格的に開始した。これにより、介護施設利用者だけでなく、地域全体の交通利便性向上にも大きく貢献すると期待されている。

同社は従来より、介護サービス利用者の送迎を中心に事業を展開してきたが、少子高齢化の進行や公共交通機関の縮小などで、「外出困難」な高齢者や障がい者の増加が課題となっていた。新サービスは、従来のデイサービス送迎に加え、通院や買い物といった生活全般の移動をサポートするもので、事前予約制により誰でも利用できる仕組みを採用している。

東川介護株式会社の担当者は、「介護現場では移動の自由が生活の質に直結する。今後はより多くの方に安全・安心な移動手段を提供し、地域の自立支援や社会参加を後押ししたい」と意気込みを語った。また、民間企業としてのノウハウと、地域ネットワークを活かし、行政や他の福祉団体とも連携を強化していく方針を示している。

同社の取り組みは、高齢社会が進む地域社会において、交通と介護を融合させた持続可能なサービスモデルとして注目されている。今後の展開に期待が集まる。