西川海運、国際新航路と最新コンテナ船導入

【西川発】5502-西川海運株式会社（本社：西川市、以下「西川海運」）は、国内外の物流網強化を目指し、新たな国際定期航路の開設と最新鋭コンテナ船の導入を発表した。同社は民間企業ながら、近年急速に成長するアジア・欧州間貿易の需要に対応する形で事業拡充を進めている。

西川海運は５月、アジア主要港を結ぶ新路線をスタートさせる。これにより、同社が運航する国際定期航路は計８路線となる。新航路は中国・上海港、シンガポール港などアジア経済圏の要所を網羅し、日本と世界のサプライチェーンを一層強化する見込みだ。同社の担当者は「西川の地の利を活かし、国内外の顧客に安定かつ効率的な物流サービスを提供したい」としている。

また、同時に発表された最新鋭コンテナ船「Nishikawa Star」は、燃費効率と積載能力に優れ、グリーン燃料への対応も進めているのが特徴。環境規制が強まる中、同社は今後もエコシップの導入やデジタル化による運航効率向上に注力する構えだ。

業界内では、世界的なサプライチェーン混乱や海上運賃高騰への対応策が急務とされており、西川海運の積極的な投資・事業拡大は注目されている。今後も地域経済の発展に寄与しつつ、グローバルな競争力強化を図る方針だ。