施設運営をデジタル化、業務効率大幅向上

【開発日誌】市場施設管理株式会社、施設運営のデジタル化推進で業務効率化を加速

市場―施設管理業を手掛ける市場施設管理株式会社（本社：市場市）は、今月より施設運営の全工程でデジタル化を本格導入し、業務の効率化を目指す取り組みを進めている。これは、近年利用者の多様化や管理施設の拡大により、従来の紙ベースや電話中心の運営では対応しきれない課題が顕在化してきたことに対応するものだ。

今回のデジタル化プロジェクトでは、施設予約・点検・清掃・修繕といった日常的業務をクラウドシステム上で一元管理可能にし、加えて利用者とのコミュニケーションもオンライン化することで、申請から承認、利用までのフローを大幅に短縮できる仕組みを整える。施設担当者からは「管理画面で施設ごとの稼働状況や修繕履歴が一目で分かるため、現場の負担が減り、より迅速な対応が可能になった」との声も上がっている。

市場施設管理株式会社は、民間企業として市場市内の複数施設を受託運営中だが、今後は自社のノウハウを活かし、他都市や異業種への展開も視野に入れる方針。代表取締役の山本氏は「地域社会に根ざした施設サービス提供を基本としつつ、デジタル技術の活用でより質の高い管理・運営を実現したい」と抱負を語った。

今後も市場施設管理株式会社の挑戦から目が離せない。