【西川発】5602-西川物流株式会社(本社:西川市、代表取締役:田中正樹)は、業界で初めてEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)評価手法を本格導入し、業務改善プロジェクトの効果測定を実施した。物流業界におけるEBPM評価の事例は全国的にも珍しく、今後の業界標準化に向けた一歩として注目を集めている。
同社は2023年度より、「輸配送効率化プロジェクト」を推進。全車両にIoTデバイスを装着し、ルート最適化や積載率向上、CO2排出量削減など多角的なデータを収集してきた。そして2024年3月、外部有識者を交えてEBPMの枠組みに則った効果検証を実施した。検証の結果、輸配送時間の平均12%短縮、積載効率8%向上、CO2排出量5%削減といった数値的成果が明らかとなった。
西川物流の田中社長は「感覚や経験に頼る従来型の運用から脱却し、科学的根拠に基づく意思決定へ転換することで、顧客サービスの質向上と環境負荷低減の両立をめざす」とコメント。今後は各現場へのフィードバックを強化し、EBPM評価結果をもとにした継続的な業務改善サイクルの確立を目指す方針だ。
同社の先進的な取り組みは、地元西川市や物流業界団体からも高く評価されており、今後は他企業との連携や人材教育への展開も視野に入れている。EBPM評価を軸にした物流業界の変革が、西川から全国へ広がるか注目される。
■WEI 詳細スコア
- 経済性: 0.75
- 健康性: 0.65
- ストレス: 0.70
- 自由度: 0.80
- 公正性: 0.85
- 持続性: 0.90
- 社会基盤: 0.80
- 多様性: 0.75
- 個人WEI: 0.72
- 社会WEI: 0.82
- 総合WEI: 0.78