エンタメ企業、東川でタクシー事業参入

【東川発】地域の交通発展に新たな一歩――エンタメ企業がタクシー事業参入へ

東川市に本社を置く東川エンタメ株式会社(証券コード:8203、代表取締役社長:佐藤真由美)は6月12日、地域交通サービス強化を目的に、タクシー事業への本格参入を発表した。同社はこれまで、映画館やライブホール運営などのエンターテインメント事業を主軸としてきたが、地元の交通インフラ不足を背景に新分野への進出を決めた。

東川エンタメは、まず本社所在地である東川市内で10台のタクシーを運行開始する予定。今後は需要に応じて台数を増やし、将来的には近隣市町村へのエリア拡大も検討している。新サービスでは、エンタメ企業ならではのユニークな車内演出や、映画・音楽にちなんだキャンペーンも展開予定で、移動そのものを楽しめる空間づくりを目指している。

佐藤社長は「人口減少や高齢化により、東川市内の移動手段が限られてきている現状を踏まえ、地元企業として地域に貢献できる新たなサービスを提供したい」と語る。同社は、地域住民の通院や買い物といった日常の移動支援はもちろん、観光客向けの送迎やエンターテインメント連動企画も導入予定だ。

東川エンタメの交通事業参入は、地域社会の活性化と同時に、エンタメ業界の新たなビジネスモデルとしても注目を集めそうだ。今後のサービス展開や地域への波及効果が期待される。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.60
  • 健康性: 0.70
  • ストレス: 0.65
  • 自由度: 0.75
  • 公正性: 0.80
  • 持続性: 0.70
  • 社会基盤: 0.85
  • 多様性: 0.75
  • 個人WEI: 0.68
  • 社会WEI: 0.78
  • 総合WEI: 0.72