【東川発】
東川市を拠点に再生可能エネルギー事業を展開する「東川再生可能エネルギー株式会社」(本社:東川、以下「東川再エネ」)が、交通分野への新規参入を発表した。同社は、従来の太陽光や風力発電事業で培ったノウハウを活かし、地元住民の移動ニーズや脱炭素社会の実現に貢献することを目指す。
東川再エネは、再生可能エネルギーによる発電事業で地域経済の活性化と環境負荷の低減に取り組んできた。今回新たに交通分野へ進出することで、電気バスの導入や地域内の小型電動モビリティの運用など、「再生可能エネルギー×交通」という複合的なサービスの展開を計画している。同社によると、まずは自社が運営する太陽光発電施設の電力を活用し、東川市内を結ぶ試験的な電気バス路線の運行を今秋から開始する予定だ。
同社・代表取締役の佐藤誠氏は、「地元の移動ニーズに応えるだけでなく、再生可能エネルギーの地産地消モデルを交通分野でも実現したい」と抱負を語った。今後は自治体や他の民間企業との連携も視野に入れ、持続可能な交通インフラの構築を進めるとしている。
東川市は自然環境に恵まれている一方、高齢化や公共交通の維持といった課題も抱えている。東川再エネによる新たな取り組みが、地域の足としてだけでなく、環境先進都市としてのモデルケースとなるか、今後の展開が注目される。
■WEI 詳細スコア
- 経済性: 0.65
- 健康性: 0.75
- ストレス: 0.60
- 自由度: 0.70
- 公正性: 0.80
- 持続性: 0.85
- 社会基盤: 0.75
- 多様性: 0.70
- 個人WEI: 0.68
- 社会WEI: 0.78
- 総合WEI: 0.72