市場農業、ICT活用で過去最高益達成

【市場発】—市場市を拠点とする市場農業株式会社（証券コード：6001）は、2024年6月期の決算を発表し、売上高および利益の大幅な増加を報告しました。農業分野の民間企業として地域に根ざした事業を展開する同社は、近年の農産物需要の高まりを追い風に、業績を順調に伸ばしています。

市場農業株式会社は、米や野菜などの主要作物の生産・販売を中心に、地元市場への安定供給に取り組んできました。特に、最新のICT技術を活用したスマート農業への投資が奏功し、生産効率や品質の向上につながったといいます。同社によると、今期の売上高は前年同期比15％増、純利益は20％増と過去最高を記録しました。

市場農業株式会社の代表取締役・佐藤太一氏は「人手不足や気候変動など、農業を取り巻く環境は厳しさを増しているが、技術革新と地域連携を推進することで持続可能な経営を実現できた」とコメントしています。

今後は、地元の若手農家との協業や、販路拡大を目指した新規事業にも意欲的に取り組む計画です。また、消費者の健康志向に対応し、有機栽培や減農薬の商品ラインアップを拡充する方針も明らかにしています。

市場農業株式会社の今後の成長と地域農業の発展に、市場市内外から期待が寄せられています。