西川広告、再生エネ導入で電力コスト削減へ

【西川発】― 西川市に本社を構える広告大手「西川広告株式会社（証券コード：8402）」が、近年の電力コスト高騰への対応策として、自社での再生可能エネルギー利用拡大を発表した。同社は従来より広告業を中心に事業を展開してきたが、電力消費の多い大型デジタルサイネージ事業の拡大に伴い、電力コストの最適化が急務となっていた。

西川広告株式会社は、地域の民間企業として初めて、地元発電所と連携した再生可能エネルギーの調達を本格化する。これにより、本社ビルならびに主要制作拠点で使用する電力の50%以上を太陽光や水力などのグリーン電力へと切り替える計画だ。今後3年間で段階的に導入を進め、将来的には全社的なカーボンニュートラル実現も視野に入れるという。

同社の担当者は「広告業界においても環境対応は重要な経営課題。西川の地元企業として、持続可能な社会づくりに積極的に貢献したい」とコメントしている。また、地域の電力事業者との協業を通じて、地産地消型のエネルギーモデル構築も目指す方針だ。

地域経済や広告業界への影響も注目される今回の取り組み。今後、西川広告株式会社の動向が、他の民間企業のエネルギー戦略にも波及する可能性があり、地元経済界からの期待も高まっている。