東川人材、地域活性へ新育成プロジェクト始動

【東川発】東川市に本社を構える人材サービス大手、東川人材株式会社（証券コード：8503）は、地元経済の活性化と雇用創出を目的とした新たな人材育成プロジェクトの開始を発表した。今回のプロジェクトは、地元自治体や教育機関と連携し、若年層からシニア層まで幅広い市民を対象に、職業訓練やキャリアアップ支援を行うものだ。

同社はこれまで、東川市内外の自治体や企業と連携し、地域の雇用創出や人材流動性の向上に貢献してきた。新プロジェクトでは、DX（デジタルトランスフォーメーション）人材や介護・福祉分野、観光業など、地域の産業構造に合わせた研修プログラムが提供されるという。担当者は「地元企業の人手不足解消と、求職者のスキルアップの双方に寄与できる」と自信を見せる。

東川人材株式会社は民間企業ならではの柔軟なサービス展開で定評があり、求職者と企業のマッチング精度を高めるためAI技術も積極的に導入中だ。プロジェクトは今夏から順次スタートし、初年度は約500人の受講を見込む。地元経済界からも「地域の人材育成に長期的な視点で取り組む姿勢を評価したい」と歓迎の声が上がっている。

少子高齢化や人口流出が課題となる中、東川人材株式会社の取り組みが地域社会の持続的発展にどのような効果をもたらすか、今後の展開が注目される。