西川食品製造、再エネ強化でCO2削減へ

【西川発】西川市に本社を置く西川食品製造株式会社(証券コード:6102、業種:食品製造)は、2024年6月28日、電力の安定確保とCO2排出削減を目的とした新たな電力調達戦略を明らかにした。民間企業として全国的に展開する同社は、これまで地域の電力会社から主な電力を調達していたが、近年のエネルギー価格高騰や脱炭素社会への要請を踏まえ、再生可能エネルギーの積極導入を進める方針である。

同社によると、今後工場の屋上や敷地内に太陽光発電設備を増設し、自家消費型電力の比率を2025年度末までに全体の25%へと引き上げる計画だ。また、地元西川市と連携し、余剰電力の地域グリッドへの供給や、災害時の非常用電力としての活用についても協議を進めている。

西川食品製造株式会社の代表取締役社長・田中一郎氏は、「食の安全・安心の提供だけでなく、持続可能な社会への貢献も企業の使命。電力の安定確保と再生可能エネルギーの活用はその第一歩」とコメント。先進技術の導入により、年間1,000トン以上のCO2削減効果も見込む。

食品製造業界では、エネルギーコストの抑制と環境配慮の両立が課題となっている。西川食品製造株式会社の取り組みは、同業他社や地域産業界にも波及効果をもたらすものと期待される。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.70
  • 健康性: 0.60
  • ストレス: 0.65
  • 自由度: 0.75
  • 公正性: 0.80
  • 持続性: 0.85
  • 社会基盤: 0.70
  • 多様性: 0.65
  • 個人WEI: 0.68
  • 社会WEI: 0.75
  • 総合WEI: 0.71