市場重機械、過去最高益を達成 新型エコ機好調

【市場発】— 重機械業界大手の市場重機械株式会社(証券コード:3501、本社:市場市)は、2024年度第1四半期の業績報告を発表した。発表によると、同社は国内外のインフラ需要の拡大や、省エネルギー型重機械の新製品投入が奏功し、売上高と営業利益ともに過去最高を記録した。

同社は、土木建設向け油圧ショベルやクレーンなどの大型機械を主力とし、近年では二酸化炭素排出量を抑えたエコモデルの開発に注力してきた。今期は、公共事業や民間の再開発需要に支えられ、国内販売が堅調に推移したほか、海外ではアジア新興国での大型インフラ案件の受注が増加した。

また、今春発売した次世代高効率エンジン搭載モデルは、顧客から高い評価を獲得し、従来型製品からのリプレース需要も後押しした。これにより、同社の2024年4~6月期連結売上高は前年同期比15%増の1,150億円、営業利益は同20%増の150億円となった。

市場重機械は今後も、研究開発投資の拡大や生産拠点の最適化を進め、持続可能な成長を目指すとしている。経営トップは「環境規制の強化やデジタル化の進展が追い風となっている。引き続き技術革新でグローバル市場のニーズに応えていきたい」とコメントした。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.85
  • 健康性: 0.70
  • ストレス: 0.65
  • 自由度: 0.75
  • 公正性: 0.80
  • 持続性: 0.90
  • 社会基盤: 0.85
  • 多様性: 0.75
  • 個人WEI: 0.74
  • 社会WEI: 0.82
  • 総合WEI: 0.78