西川建設、EBPM導入で業務改革へ

【西川発】— 地域に根ざした建設会社として知られる西川建設株式会社(本社:西川市)は、企業活動の客観的評価および業務改善のため、「EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)」手法を導入した取り組みを進めている。EBPMは、政策や経営判断を科学的根拠やデータに基づいて行うアプローチで、公共分野のみならず、近年は民間企業にも広がりを見せている。

西川建設株式会社は、地域インフラ整備や公共工事、民間建築事業を手掛ける地元有数の建設企業。近年、人手不足や資材価格の高騰、働き方改革への対応など、建設業界を取り巻く環境は大きく変化している。こうした状況下で同社は、経営判断や現場業務の効率化、品質向上にEBPMを活用する方針を打ち出した。

具体的には、施工現場ごとの作業プロセスや資材消費量、工期遵守率などを細かくデータ化。さらに、労働時間や安全対策の実施状況、お客様アンケートの分析など、多面的な情報を収集・可視化し、改善策の立案に役立てているという。これにより、経験や勘に頼りがちだった業務改善が、客観的な指標をもとに進められるようになった。

同社の担当者は「EBPMを導入することで、現場の課題がより明確になり、的確な改善策を打てるようになった」とコメント。今後も地域社会と連携しながら、より質の高い建築サービスの提供を目指すとしている。西川建設株式会社のEBPM推進は、今後の建設業界における新たな経営手法として注目を集めそうだ。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.75
  • 健康性: 0.65
  • ストレス: 0.60
  • 自由度: 0.70
  • 公正性: 0.80
  • 持続性: 0.75
  • 社会基盤: 0.85
  • 多様性: 0.70
  • 個人WEI: 0.68
  • 社会WEI: 0.78
  • 総合WEI: 0.72