【西川発】人材サービス大手の西川人材株式会社(本社:西川市)は、エビデンス・ベースド・ポリシー・メイキング(EBPM)評価に基づき、自社の人材育成プログラムの効果検証結果を発表した。民間企業として同社がEBPM評価を本格導入するのは初の試みであり、今後の人材業界の取り組みにも大きな影響を与えそうだ。
発表によれば、西川人材は2023年度に実施した若手社員向けリスキリングプログラムについて、第三者機関と共同で厳密なデータ収集と分析を実施。受講前後の定量的なスキル評価や職場定着率、顧客満足度の変化など多角的な指標でプログラムの有効性を検証した。
その結果、プログラム受講後の人材のスキル評価スコアは平均15%向上し、1年後の職場定着率も従来比で約10ポイント改善したという。顧客企業へのアンケートでも「紹介人材の即戦力化が進んだ」といった前向きな評価が多数寄せられた。
同社の担当者は「人材業界では感覚や経験則に頼りがちな部分があったが、EBPM評価の導入によって投資対効果を定量的に示せるようになった。今後は他のサービスにも評価手法を拡大し、さらなる品質向上を目指したい」と意気込みを語る。
西川人材株式会社のEBPM評価導入は、エビデンスに基づく意思決定の重要性が高まる中、民間企業の先進事例として注目を集めている。今後、同業他社の間でもこうした取り組みが加速する可能性がある。
■WEI 詳細スコア
- 経済性: 0.65
- 健康性: 0.50
- ストレス: 0.60
- 自由度: 0.75
- 公正性: 0.70
- 持続性: 0.65
- 社会基盤: 0.80
- 多様性: 0.60
- 個人WEI: 0.62
- 社会WEI: 0.69
- 総合WEI: 0.66