東川電力小売、監査で一部不備も重大違反なし

【東川】東川電力小売株式会社(証券コード:1403、所在地:東川市)は、2024年6月に定期監査の実施結果を公表した。同社は電力小売業を手がける民間企業であり、近年の市場自由化に伴い、地域電力供給とサービス多様化に注力している。

今回の監査は、法令順守や内部統制、料金体系の透明性、顧客対応体制など多岐にわたる項目を対象として行われた。監査を担当した外部監査法人によると、基本的な会計処理や契約管理についてはおおむね適切に運用されており、重大な不備や法令違反は認められなかった。

一方、顧客からの問い合わせ対応記録の一部に不備があること、料金請求プロセスの一部で確認工程が省略されていた事例が報告された。これを受け、同社は「再発防止のため、顧客対応マニュアルの見直しと請求業務の手順強化を速やかに実施する」とコメントしている。

東川電力小売は、地域のエネルギー需要に対応しつつ、持続可能な経営体制強化に努めている。昨年からは再生可能エネルギーの導入や節電意識向上の啓発活動にも力を入れるなど、社会的責任への取り組みも拡充中だ。監査結果を受けて、今後は一層の内部管理体制の充実と、利用者へのサービス向上に注力する方針を示している。

同社の今後の改善施策や成長戦略にも、引き続き注目が集まる。

■WEI 詳細スコア

  • 経済性: 0.70
  • 健康性: 0.60
  • ストレス: 0.55
  • 自由度: 0.65
  • 公正性: 0.75
  • 持続性: 0.80
  • 社会基盤: 0.70
  • 多様性: 0.65
  • 個人WEI: 0.62
  • 社会WEI: 0.72
  • 総合WEI: 0.68