AI×気象データで災害対応強化市場セキュリティ新サービス

【市場発】2024年6月――市場市に本社を構えるセキュリティ企業「市場セキュリティ株式会社」（証券コード：4201）が、異常気象による自然災害への対応力強化を目的とした新たなサービスを開始した。新サービスは、リアルタイムの気象データを活用し、豪雨や強風、突発的な気温変化などの気象リスクに迅速に対応するもの。企業や公共施設、個人宅向けに、専用アプリと連動した警報発信や避難誘導のサポートを提供する。

同社は従来、侵入検知や防犯カメラ設置などの物理的なセキュリティサービスを主力としてきた。しかし、ここ数年の気候変動による災害リスクの高まりを受け、気象情報を統合した災害対策サービスの開発に乗り出していた。今回の新サービスは、気象庁のデータおよび独自の観測機器から得られる情報を人工知能で解析し、危険度を即時に判断して通知するのが特徴だ。

市場セキュリティ株式会社の広報担当者は「気象災害による被害を最小限に抑えるため、セキュリティ企業としてできることを追求した。今後も地域の安全を守るため、サービスの拡充を図る」と話す。市内の一部企業施設では先行導入が始まっており、利用者からは「従業員の安全確保に役立つ」と評価の声も上がっている。

業界関係者によると、今後は同様のサービス需要が全国的に拡大する見通しだ。市場セキュリティ株式会社の動向から目が離せない。