サフィール踊り子～伊豆への旅を特別な体験にするプレミアム特急～
JR東日本が運行する『サフィール踊り子』は、東京から伊豆急下田までを結ぶ全車グリーン車の特別急行列車です。2020年3月14日に運行を開始し、上質な旅を提供する新たな観光特急として注目されています。「サフィール（Saphir）」はフランス語で「サファイア」を意味し、伊豆半島の美しい青い海や澄んだ空をイメージした名称が付けられました。
今回は、この『サフィール踊り子』の魅力を深掘りしながら、車内設備やサービス、停車駅情報など、詳しく整理してご紹介します。
『サフィール踊り子』の魅力～全席グリーン車の贅沢な車内空間～
『サフィール踊り子』最大の特徴は、全席がグリーン車以上のランクで構成された贅沢な車両設備です。日常を忘れてゆったりとした時間を楽しめる、まさにプレミアムな旅を実現しています。
プレミアムグリーン車（1号車）
列車の最も豪華な車両であるプレミアムグリーン車は、座席配置が1列＋1列のゆったりとした空間となっています。座席は上質な本革を使用し、電動リクライニング、レッグレスト、読書灯など快適な設備が整っています。さらに座席は窓側に向けて回転でき、伊豆の美しい海の眺望を楽しめます。
グリーン個室（2・3号車）
ファミリーやグループ旅行に最適なグリーン個室は、4名用と6名用の2種類が用意されています。プライベートな空間でゆったりと過ごせるため、家族旅行や友人同士の特別な旅行にも最適です。
カフェテリア車両（4号車）
4号車には開放的なオープンキッチンのカフェテリアがあり、伊豆半島の食材を活かした料理や軽食を車内で楽しむことができます。カウンター席やテーブル席で、美味しい食事を味わいながら車窓の景色を楽しむことができるのも魅力です。
通常グリーン車（5～8号車）
5号車から8号車までのグリーン車は、2列＋1列のゆとりある座席配置で、全席にコンセントとフリーWi-Fiが完備されています。移動中に仕事をしたり、動画を視聴したりと、快適な旅が楽しめます。
運行区間と停車駅
『サフィール踊り子』は、東京駅から伊豆急下田駅までを約2時間30分で結んでいます。主な停車駅は以下のとおりです。
- 東京駅
- 品川駅
- 横浜駅（一部列車のみ停車）
- 熱海駅
- 伊東駅
- 伊豆高原駅
- 伊豆熱川駅
- 伊豆稲取駅（一部列車のみ停車）
- 河津駅（一部列車のみ停車）
- 伊豆急下田駅（終点）
伊豆半島の主要観光地へスムーズにアクセスできるため、観光の際には非常に便利な列車となっています。
車窓からの絶景～伊豆の美しい景色を堪能～
『サフィール踊り子』は伊豆半島東海岸を走り、美しい海岸線や豊かな自然を間近に楽しめます。特に伊東駅から伊豆急下田駅の区間は、太平洋の青い海が広がり、季節ごとの風景をゆったりと楽しめます。春の河津桜や夏の美しい海、秋の穏やかな景色など、いつ乗車しても魅力的な景色を堪能できます。
利用時のポイント・注意点
- 『サフィール踊り子』は全車指定席のグリーン車のため、事前予約が必須です。予約はJR東日本の駅窓口、みどりの窓口、またはインターネット予約サービス「えきねっと」で可能です。
- カフェテリアの利用は予約制ではありませんが、人気が高いため早めに訪れることをおすすめします。
- 週末や観光シーズンは満席になることが多いため、旅行日程が決まり次第、早めの予約が望ましいです。
『サフィール踊り子』の旅の楽しみ方～おすすめプラン～
東京駅を午前中に出発し、伊豆急下田駅で下車して観光を楽しむ日帰りプランや、伊東・伊豆高原エリアでの宿泊を組み合わせるプランなど、旅の楽しみ方は多彩です。
また、伊豆急下田駅では、黒船来航の地として知られる下田港の観光や、新鮮な魚介を使ったグルメを堪能することができます。宿泊の場合は、伊豆高原の温泉リゾートでゆったり過ごすのも人気です。
まとめ～伊豆の旅を特別な時間にする『サフィール踊り子』～
全席グリーン車以上という贅沢な列車『サフィール踊り子』は、目的地に到着するまでの移動時間そのものを楽しめる新しい旅のスタイルを提案しています。上質な車内環境、地元食材を楽しめるカフェテリア、伊豆の絶景を楽しめる車窓など、魅力が詰まった特急列車です。
ぜひ次回、伊豆方面への旅を計画する際は、『サフィール踊り子』で特別な旅のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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