https://isumirail.co.jp/tr1/ootaki
いすみ鉄道 大多喜駅～城下町の玄関口から始まるローカル線の旅～
千葉県夷隅郡大多喜町に位置する『大多喜駅（おおたきえき）』は、房総半島を走るローカル線「いすみ鉄道」の中心的な駅のひとつです。駅周辺は房総の小江戸とも称され、徳川四天王の一人・本多忠勝が築いた大多喜城の城下町として栄え、現在でも歴史と文化が息づく地域です。この記事では、大多喜駅の特徴や歴史、周辺の観光スポット、いすみ鉄道を利用した旅の楽しみ方、アクセス方法について整理しながら詳しくご紹介します。
大多喜駅とは？～房総の歴史を感じられるいすみ鉄道の主要駅～
大多喜駅はいすみ鉄道いすみ線の中心駅であり、大原駅と上総中野駅を結ぶ路線の中間地点にあります。いすみ鉄道のすべての列車が停車し、車両基地や鉄道施設も駅周辺にあるため、鉄道ファンにとっても人気のスポットです。
駅舎は白壁で和風なデザインが施され、大多喜町の歴史的な町並みとも調和しています。駅構内やホームには、大多喜藩の初代城主で徳川家康の家臣として知られる本多忠勝の像が設置されており、訪れる人々を迎えています。
大多喜駅から楽しむローカル線の魅力～いすみ鉄道の旅～
いすみ鉄道は大原駅と上総中野駅間の約27kmを結ぶローカル線で、房総半島ののどかな田園風景や里山を走ります。特に春には菜の花が線路沿い一面に咲き誇り、菜の花と黄色の車両の美しいコントラストを楽しめます。
また、国鉄時代の懐かしい車両キハ52形・キハ28形などが走ることもあり、鉄道愛好家や家族連れに人気があります。車内で地元産の食材を使ったグルメが楽しめる観光列車「レストラン・キハ」も運行され、ローカル線ならではの特別な体験が可能です。
大多喜駅周辺の観光スポット～歴史と自然を感じる町～
千葉県立中央博物館 大多喜城分館（大多喜城）
大多喜駅から徒歩約15分の場所にある大多喜城は、徳川四天王の一人、本多忠勝が築いた城として知られています。現在の城は昭和後期に再建されたものですが、内部には歴史資料や甲冑、武具などが展示され、大多喜の歴史を詳しく学ぶことができます。城の天守閣から眺める町並みも絶景で、観光客の人気スポットとなっています。
大多喜ハーブガーデン
約450種類以上のハーブが植えられたテーマパーク型植物園で、ハーブを使った料理やスイーツを提供するレストランも併設しています。季節ごとの美しいハーブの香りに包まれ、リラックスできる空間です。
その他のおすすめスポット
- 商い資料館：城下町として栄えた大多喜町の商業の歴史を伝える施設。
- 房総中央鉄道館：模型やジオラマが展示された鉄道博物館。鉄道ファン必見の施設。
- 渡辺家住宅（重要文化財）：江戸時代から続く伝統的な商家の建築で、歴史的な町並みの散策に最適です。
大多喜駅周辺グルメ情報～城下町ならではの味～
駅周辺には、歴史ある城下町ならではの郷土料理やカフェが充実しています。特に名物の「大多喜たけのこ」を使った料理は絶品で、旬の春には「たけのこご飯」などが楽しめます。また地元食材を使ったそば店や、古民家を改装したカフェも人気で、観光途中の休憩にもぴったりです。
アクセス方法～都心からの交通手段～
- 電車利用の場合
- 東京駅からJR外房線特急「わかしお」で大原駅まで約1時間30分、大原駅からいすみ鉄道で約35分で大多喜駅に到着します。
- 車でのアクセス
- 圏央道「市原鶴舞IC」から国道297号線を経由して約30分～40分です。
- 駅周辺に無料駐車場あり（収容台数に限りがあります）。
- 高速バス
- 東京駅八重洲口や浜松町バスターミナルから高速バスが運行されており、「オリブ」または「大多喜バスセンター」で下車後、徒歩圏内です。
大多喜駅訪問時のポイント・注意点
- いすみ鉄道は本数が少なく、運行スケジュールの確認が必要です。
- レストラン列車の利用は事前予約が必須で、公式サイトから予約ができます。
- 大多喜の城下町は徒歩でも楽しめますが、駅前にレンタサイクルもあります。
まとめ～ローカル線と城下町の魅力を満喫～
『大多喜駅』は、千葉県の房総半島の歴史・自然・グルメを楽しめる魅力が詰まった観光拠点です。ローカル線・いすみ鉄道の旅を楽しみながら、歴史と風情ある城下町をゆっくり散策すれば、非日常の癒やしのひとときを過ごせることでしょう。
ぜひ、次の房総旅行の際には、大多喜駅を訪れて房総半島の隠れた魅力に触れてみてください。
レビュー
0