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世界遺産「日光東照宮」〜荘厳な美しさに彩られた徳川家ゆかりの歴史的聖地〜
日本を代表する観光地のひとつ、栃木県日光市。その中心的存在が『日光東照宮』です。徳川家康を祀る神社として全国的に知られ、その壮麗な建築群はユネスコの世界遺産にも登録されています。今回は、日光東照宮の歴史、見どころ、周辺観光情報、アクセス方法まで、長文でじっくりと深掘りしながら整理してお届けします。
日光東照宮とは~徳川家康を祀った日本屈指の神社~
日光東照宮は、江戸幕府の創始者である徳川家康を「東照大権現」として祀るため、元和3年(1617年)に建立されました。その後、三代将軍・徳川家光によって寛永13年(1636年)に大改修が行われ、今日見られる豪華絢爛な姿となりました。境内には国宝や重要文化財に指定された建築物が数多く残っており、年間を通して国内外から数多くの観光客が訪れます。
日光東照宮の主な見どころ~世界遺産を楽しむ~
陽明門(ようめいもん)
「日暮の門」とも呼ばれる陽明門は、豪華絢爛な装飾で彩られ、500以上の彫刻が施された荘厳な建築物です。いつまでも見飽きないほど美しいことから「日暮らし門」とも呼ばれ、その細部まで施された精緻な彫刻には圧倒されます。
三猿(さんざる)~「見ざる、言わざる、聞かざる」~
東照宮の神厩舎(しんきゅうしゃ)の壁面に彫られた三匹の猿、「見ざる、言わざる、聞かざる」は世界的にも有名です。この彫刻は人生の教訓をシンプルに表現しており、東照宮を訪れた際には必見です。
眠り猫(ねむりねこ)
奥宮へ続く参道の途中に位置する「眠り猫」は、彫刻家・左甚五郎の作とされる国宝の彫刻です。その平和で静かな姿は、「家康公が築いた平穏な世」を象徴しているとされ、見逃せないスポットです。
奥宮(徳川家康の墓所)
東照宮の最も奥に位置する奥宮には徳川家康の墓所があります。石段を上った先にある静謐な空間は、荘厳な雰囲気が漂い、歴史の重みを感じることができます。
四季折々の美しさとイベント
日光東照宮は一年を通して美しい景色を見せます。春の桜、夏の深緑、秋の鮮やかな紅葉、そして冬の荘厳な雪景色と、どの季節に訪れても独特の美しさが楽しめます。特に秋の紅葉は、朱色の建築物と相まって、格別の美しさを見せます。
また、毎年5月17日と18日には、伝統的な祭礼である『春季例大祭』が開催され、千人武者行列が行われるなど、歴史絵巻のような光景を楽しめます。
周辺の観光スポット
日光東照宮を訪れた際には、周辺の観光地も併せて訪れるのがおすすめです。
- 二荒山神社
縁結びや開運のご利益があり、多くの人が参拝します。 - 華厳の滝・中禅寺湖
日本三大名瀑の一つ、華厳の滝や雄大な中禅寺湖など、日光の豊かな自然が楽しめるスポットです。 - 日光山輪王寺
東照宮とともに世界遺産登録されている由緒ある寺院です。
日光東照宮へのアクセス情報
電車でのアクセス
- JR・東武鉄道日光駅から、東武バスまたは徒歩約20~30分。
車でのアクセス
- 日光宇都宮道路日光ICより約10分。
- 周辺に有料駐車場がありますが、繁忙期は混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです。
参拝情報・拝観料について
- 拝観時間:8:00~17:00(冬期は変更あり)
- 拝観料:大人1,300円、小人450円(2024年現在)
まとめ~日本文化の神髄を感じる世界遺産~
日光東照宮は、江戸時代から現代に至るまでの日本の歴史や文化、宗教的意義を凝縮した場所であり、その芸術的価値は世界的にも評価されています。美しい彫刻や建築物の数々を通じて、日本の伝統的美意識や、細やかな職人の技を感じられるだけでなく、訪れるたびに新しい魅力を発見できる場所です。
次回の日光観光の際には、ぜひ東照宮で歴史を感じながら、心穏やかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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